家事の分担は専業主婦にはぜいたく?頼むのは悪いことじゃない!
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専業主婦なんだから、夫に家事を分担させるのはおかしい!
俺は外で仕事を頑張ってるんだ。
家でゆっくりさせろ!

「専業主婦なんだから、旦那に家事を分担させるのはおかしい」というネット投稿が、一時期注目を浴びました。

 

果たして、専業主婦が夫に家事の分担を求めるのはぜいたくなことなんでしょうか?専業主婦は遊んでる、なんてイメージはいったいどこから来たんでしょうね?

 

私自身もかつては専業主婦でした。専業主婦も経験したことから、家事の分担について考えてみたいと思います。

主婦が家事に割く時間はこんなにもあった!

ある調べによると、主婦の一日の平均の家事に割く時間は、「約3時間」という結果が出ています。

 

あれ?意外に少ない?と思うかもしれません。でもこれは、単純に家事にかかる時間のみで育児や介護は含まれていません。

 

子どもが小さい頃は自分の時間なんてありません。まさに、24時間臨戦態勢!

 

生まれたばかりは3時間おきの授乳。夜泣きに悩まされ、寝たのか寝てないのかわからない毎日。

 

少し大きくなってきて「ちょっと一息」と思っても、
「ママ〜、トイレ~」
「のどが渇いた~」
と、すぐに呼び出しがかかります。

 

一つのことに集中して取り組めるということが、ほとんどなかったように思います。後追いが激しい頃は、トイレでさえもゆっくりできないですからね。

 

つまり、家事だけに集中できるならその負担は大きくはないけれど、現実はそうではないんです。

 

私の旦那は、家事というと、
・掃除
・洗濯
・料理
だけだと思っていたみたいです。

 

でも、実際は違いますよね?

 

「名もなき家事」も話題になりました。

 

掃除は掃除機をかけるだけではなく、水回りの掃除や窓ふき、玄関掃除などもあります。ゴミ袋をセットするのも掃除の一環でしょうか。

 

使ったあとの洗面台を拭いているから、きれいなままで使えているんです。

 

洗濯は洗濯機をまわして干して終わりではありません。

 

洗濯物を取り込んで、畳んで片付けてます。アイロンがけするものもありますよね。

 

洗剤がなくなれば詰め替えます。洗濯機のお手入れだってあるんです。

 

ちょっとしたボタンつけ。季節ごとの衣替えも結構大変です。

 

家で洗えないものはクリーニングに持って行ったり、大きなものはコインランドリーに行って洗ったり。

 

料理は作って終わりではなく、後片付けもあります。献立を考え買い物に行かなきゃなんです。

 

ビールは勝手に冷蔵庫で冷えてるわけじゃありません!私が買ってきて冷蔵庫に入れてるんです。

 

夏の麦茶がなくならないのはなんででしょうか。主婦の私が冷蔵庫の中身をチェックしてなくなりそうな時に作っているからです。

 

どうでしょうか。パッと思いつくだけでもこれだけあります。

 

この他にも、ペットがいるとやることは何倍にも増えますよね。散歩、ご飯をあげる、トイレの世話などなど。あげればキリがありません。

 

決して、おせんべいを食べながらワイドショーを見ているわけではないんです!どこから専業主婦は暇で遊んでるなんてイメージができたんでしょうね。

 

これだけやることがたくさんあるのだから、夫に家事の分担を頼むのは、決して理不尽なことではないんです!

 

もし、夫が納得しないようなら、普段あなたが行っている家事のすべてを、書き出して見せてみるといいかもしれませんね。

 

私は、夫が休みの時ほど、せっせと家事を行うようにしていました。

 

普段頑張っているのに、ここで怠けている姿を見せたら

「こいつ、偉そうなことを言ってるけど、実際には怠けてるじゃないか」

と思われてしまうからです。

 

専業主婦=楽、なんて図式は成り立たないんだという事をしっかり夫に訴えましょう!

家事を分担するには夫の教育が不可欠

とはいえ、いざ旦那に家事を分担してもらおうと思ってもそこには高い壁が立ちはだかっていると思います。

「俺は外で働いてるんだから」
「家のことはお前の仕事だろ」

という夫の意見もあるでしょうし

「疲れている旦那に、負担を強いるのは気が引ける」と奥さんも肩身が狭く感じているかもしれませんね。

 

ですが、これは夫のためでもある!と私は思います。

 

私が里帰り出産をしていた時や、体調を崩して寝込んだ時、夫は何もわからなくて、大変な思いをしていたようです。

 

やはり、普段から家事をやっておかないと、いざ、という時に困るのは自分なんです。それに、働いているのは夫だけではないんです。

 

専業主婦だって、家の中で働いているんです!

 

ある年の内閣府の調査によると、30代後半の主婦の家事労働に対する評価額は年間で443万円なんだそうですよ!

 

これだけの労働を、無償で行っているんです。

 

「働いているのは俺」

 

という夫は、家事を「仕事」とはとらえていないんでしょうね。

 

でも、旦那は休日にはゆっくりできますが、専業主婦に定休日はありません。無償、無休のないない尽くしなんです。

 

これがどれだけのことなのか、夫には実感してもらう必要がありますね。

 

そのための方法としては、
・一日主婦業をやってもらう
・旦那に任せきる仕事を決めてみる
・家事を、一緒にやってみる
などがあります。

 

私としては、一日まるっとお任せしてみたいんですけど、残念ながら、朝起きるところからできないので諦めました笑。

 

そこでわが家では、二つ目と三つ目を融合して実践しています。

 

家事には責任が伴うのだという事を知って欲しいので、本当に簡単なことですが、うちの夫は専任の「麺ゆで係」に任命しました。

 

休日の昼食には麺類を出すことが多いんですが、そのゆでる係を夫にやってもらっています。

 

たったこれだけですけど、本人は達成感があるみたいですよ。その横で私は具材を用意したり、めんつゆを出したりしているので、夫婦での共同作業です。

 

「夫が家事をしていて、妻がのんびりしている」という構図は、うちの夫的には納得がいかないらしいので、共同で分担という形にしました。

 

他にも、お米を洗ってもらってその横で私はご飯の下ごしらえとか、一緒に洗濯物をたたんだりとか。

 

主婦から見ると、本当に些細な家事ですけど、それでも夫からすると、「俺だってやればできる」と自信になりますし、私の方は、「とりあえず、一人で全部やらずに済んだ」という実感があります。

 

専業主婦は、主婦業が嫌なわけではないですよね?

 

ただ、毎日モクモクと働いてるのに、誰にも認めてもらえず、褒めてももらえないのが、ストレスなんだと思うんです。

 

「ありがとう」の一言があれば、かなり報われることなんです。

 

ですから夫が家事をしたら、それがほんのちょっとでも、きちんとお礼を言うようにしています。

 

ちょっと悔しいですけどね・・・・

 

でも、そうしたら夫の方も「家事をしてお礼を言われる嬉しさ」に気づくと思いますよ。

 

家事の分担はまず、夫の教育からです!

 

あ、「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ!」とか言うモラハラ夫は論外ですから、家事分担を求めてそんなことを言われたら、離婚を考えた方がいいですよ。

結局のところ、家事の分担は専業主婦にはぜいたくなの?

「専業主婦が家事を分担したい!」と思うのは、ぜいたくなことなんでしょうか?

 

私は決してワガママではないと思っています。

 

私たち専業主婦が家庭のことをやっているからこそ、夫は外で安心して働けるんですよね。とはいえ、家はひとつの会社と同じです。

 

家族は色々と協力し合わないと、幸せな家庭は築けないと思うんです。だから、主婦なんだから「全部家事をやれ!」ではなく、夫にも協力をしてもらいましょう。

 

そのためにも、具体的に何をして欲しいかを書き出してもいいかもしれませんね。できたら、自分からやって欲しいところですが。

 

私は全部書き出しました。家にいてこれだけやることがある!と伝えました。そして自分でできることはせめて自分でやってほしいことも伝えました。

 

夫が自分でできることを自分でやってくれるだけでも、専業主婦の仕事の負担は減りますからね。

 

夫は、最近ではさすがに「主婦って楽でいいよな」とは言わなくなりましたよ。

 

率先して手伝うことはまだまだありませんが、頼むと動いてくれます。ここまで来るには長い時間がかかりましたが、それでもやってみる価値はありましたよ~!

 

それでも家事分担をしてくれないなら、家事代行を頼むか、専業主婦は卒業しませんか?

 

家事ばかりやっていないで、自分にスキルを身につけて、子どもが大きくなったら働きに出たり、在宅で働いたりするのもいいかもしれません。

 

はっきり言って、外で仕事をしている方がずっと楽です。仕事は終わりますから。でも主婦業に終わりも休みもありません。それだけ大変なことをやっているのですから、分担してもらうことにはぜいたくではないですよ!

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